企業活動

豪州の販社2社を統合【島津製作所】

オセアニアで売上100億円めざす

島津製作所(社長=山本靖則氏、京都市中京区)は、4月1日にオーストラリアで販売会社を統合して「シマヅ・オセアニア社(SOP)」を設立する。

同国では1991年に計測機器の販売会社「シマヅ・サイエンティフィック・インストゥルメンツ・オセアニア」を、96年に医用機器の販売会社「シマヅ・メディカル・システムズ・オセアニア」を設立し、個々に事業を展開してきた。

今回、両社をSOPとして統合し、オセアニア地域で計測機器、医用機器を中心としたトータルソリューションを提供する。顧客の満足度の向上に努め、コーポレートガバナンスを強化していく。

なお、SOPは島津製作所のアジア統括会社(シンガポール)の傘下となり、28年度には約100億円(23年度比1.4倍)の売上高を計画している。

【シマヅ・オセアニア社の概要】
▽設立日=2025年4月1日
▽社長=中井努氏
▽人員=約130名(設立日時点)
▽業務内容=オセアニア地域(オーストラリア、ニュージーランド、太平洋諸国)での島津製作所グループ製品の販売・サービス