「メディカルセンター」をリニューアル【島津製作所】
新たに「ブレストケア」コーナー設置
島津製作所（社長＝上田輝久氏、京都市中京区）は、本社・三条工場内にある医療関連装置ショールーム「メディカルセンター」をリニューアルした。
今回のリニューアルでは明るく開放的な空間を意識し、臨床科別・分野別にわかりやすいレイアウトに変更するとともに、映像による説明を多く取り入れた。
また、新たに『ブレストケア』コーナーを設置。乳がん検診を支援する最新のマンモグラフィ装置や、圧迫による痛みがない乳房専用ＰＥＴ装置（エルマンモアヴァンクラス）、リンパ管を見える化して乳がんの転移診断をサポートする近赤外光カメラシステム（ライトビジョン）――などの展示を強化した。
さらに、画像診断装置だけでなく、グループ企業の島津エス・ディーの再来受付システムやバイタルデータターミナルなども設置した。
将来的には高速液体クロマトグラフィ分析装置などによる新生児マススクリーニングや、血中の薬物動態モニタリングに関する展示も拡充していく。
同センターは２００８年の開設以来、医療従事者を中心に年間約４０００人が訪れている。センターの面積は約４６０平方㍍。
【メディカルセンターの主な展示品】
▽Ｘ線ＴＶシステム▽血管撮影システム▽一般撮影システム▽回診用Ｘ線撮影装置▽外科用Ｘ線ＴＶ装置▽マンモグラフィ装置▽乳房専用ＰＥＴ装置▽放射線治療装置用動体追跡システム▽近赤外光カメラシステム▽電子カルテシステム▽再来受付システム▽診療費支払機▽バイタルデータターミナル