西日本でも共同配送開始【アルケアと日本シグマックス】
医療用品の安定供給へ
アルケア(社長=伊藤克己氏、東京都墨田区)と日本シグマックス(社長=鈴木洋輔氏、東京都新宿区)は、物流プロセスの改善、医療用品の安定供給の強化を目的に、2023年12月に東日本エリアで開始した医療用品の共同配送を、25年1月から西日本エリアにも拡大した。
2022年にアルケアが「西日本物流センター」(大阪府豊中市)を開設しており、24年3月に日本シグマックスが「大阪物流センター」(大阪市住之江区)を新設したのを契機に、共同配送エリアの西日本への拡大を検討し、両社共通の納品先へ、商品をまとめて同一トラックで配送することを開始した。これにより、両社の取引先が所在する広範囲な地域で、より効果的に安定した配送体制を構築する。
持続可能な医療・ケアの実現へ
今後、両社は医療用品の安定供給の確保という責任を果たすために物流プロセスの改善や、新たな取り組みを推進するとともに、持続可能な医療・ケアを実現するため、様々なパートナーやステークホルダーと共創していく。
医療用品の安定供給は、医療現場を支える重要な要素となっている。しかし、物流業界ではドライバーの不足や高齢化、働き方改革関連法による物流の2024年問題、燃料費の高騰など、供給体制に影響を及ぼす課題が山積している。