企業活動

欧州分子生物学研究所と技術協力【ニコン】

次世代顕微鏡の開発を加速へ

ニコン(会長=馬立稔和氏、東京都品川区)は、欧州分子生物学研究所(EMBL)と技術開発パートナーシップを新たに締結した。ニコンはこの協力関係により次世代の顕微鏡技術の開発を加速させ、グローバルな研究コミュニティが直面する複雑な課題に対するソリューションの提供を目指す。

EMBLはヨーロッパ全域に6つの拠点を持ち、分子生物学分野などの研究において高い評価を受けている国際的な研究機関。従来からニコンはEMBLの企業パートナーシップ・プログラムの創設メンバーの1社で、13年間にわたり、若手科学者のキャリア育成に貢献してきた。

今回、締結した技術開発パートナーシップは、EMBLの完全子会社で技術移転パートナーのEMBLEMによって開発された新しい枠組みとなる。ニコンは最新のテクノロジーを市場で早期にテストし、得られたフィードバックを技術開発に反映することで、ニコンの次世代顕微鏡の開発につなげていく方針だ。