企業活動

「第15回サクラ病理技術賞」受賞者決定【サクラF J】

成果を挙げた病理学的検査活動を表彰

病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は「第15回サクラ病理技術賞」の受賞者を決定した。今回は「奨励賞」に静岡県立総合病院検査技術・臨床工学室病理検査室の坂根潤一氏、「新人賞」にがん研究会有明病院臨床病理センター病理部の石井脩平氏が受賞した。今回「サクラ病理技術賞」「松本賞」の該当者はなしとなった。

サクラ病理技術賞は同社が2008年に創設した褒賞制度。病理学的検査・技術に関する様々な活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から特に優れた成果を挙げた人を表彰している。

選考は医師、技師、学術経験者など病理診断分野の第一人者数名で構成される第三者機関(選考委員会)に委嘱され、公正な選考の結果、今回の第15回受賞者を決定した。

第15回サクラ病理技術賞の授賞式は、2023年夏に開催予定で、詳細については決定次第、同社WEBサイトなどで発表される。

なお、各賞の受賞理由は次の通り。

「奨励賞」
坂根  潤一氏(静岡県立総合病院検査技術・臨床工学室病理検査室)=子宮頸部上皮内病変の分子生物学的バイオマーカーの探索と、病理検査技術の精度管理と後進技師の育成が評価された。

「新人賞」
石井  脩平氏(がん研究会有明病院臨床病理センター病理部)=細胞診標本のデジタル画像の取得方法の考案と機械学習による遺伝子変異予測モデルの構築に関する研究が評価された。