セイエイHDと資本・業務提携【宮野医療器】
両社の企業価値の最大化を目指す
宮野医療器(社長=宮野哲氏、兵庫県神戸市)は、セイエイ・エル・サンテホールディング(社長=荒木篤志氏、愛知県名古屋市、セイエイHD)と資本・業務提携に関する契約を締結した。
宮野医療器は神戸を拠点に関西を中心に医療機器卸業を手がけており「あたりまえのことを、あたりまえに」の精神のもと事業を展開している。
セイエイHDは八神製作所を中核企業として、名古屋を拠点に東海地域や首都圏を中心に医療機器卸業、介護保険事業を手がける企業グループ。経営理念として「生衞(生をまもる)」と「保健(健康を保つ)」を基本とし「共利共生」を目的に掲げている。
今回の資本・業務提携により両社は今後、それぞれの経営の自主独立性を尊重しながら、対等で良好な関係を築き、長期的なパートナーとして共に成長し、企業価値の向上を目指していく。
国内の医療機器卸市場は高齢化にともなう医療費の増加により、今後も緩やかな拡大が予測されるが、社会保障費の抑制や医療の質向上とともに費用対効果の検証が求められるなど、これまで以上に厳しさを増している。
一方、医療従事者の業務負担軽減やデジタル化の推進など新たなニーズへの対応も必要となっており、医療機器卸業界が果たす役割・事業領域は拡大している。
このような業界環境の変化を踏まえ、両社は医療の安心・安全の確保を支える役割を果たすとともに、互いの企業価値の最大化を実現するため、資本・業務提携に至った。