企業活動

スタートアップを支援【オリンパス】

次世代の革新的ソリューション創出へ

オリンパス(社長=竹内康雄氏、東京都新宿区)は、同社のイノベーションの歴史を継続するための取り組みの一環として、医療機器・診断・デジタルヘルスのスタートアップ企業を支援する非営利団体であるメドテック・イノベーター・アジアパシフィックの協力のもと、アクセラレーションプログラム「オリンパス・アジア・パシフィック・イノベーション・プログラム」を開始した。

同プログラムでは、オリンパスが医療機器分野において低侵襲治療や病変の検出・診断・治療に貢献する革新的な技術を持つスタートアップ企業を対象に、2023年5月~9月にかけて、対面式やバーチャルでピッチイベントを2回行い、最優秀賞受賞者にはオリンパスのメンターシッププログラムと、賞金7万5000㌦が授与される。

オリンパスのアジアパシフィック地域事業開発リーダーのフェリシア・チャン氏は「当社として初めて、医療機器分野でのアクセラレーションプログラムを開始できることを嬉しく思う。アジアパシフィック地域は、特にデジタルソリューション分野で革新的なアイデアを持っている。当社は本プログラムを通じて、医療従事者や患者へ具体的な価値を生み出す技術を見つけ、低侵襲治療や病変の検出・治療に貢献する次世代のソリューションを支援していく」とコメントしている。

なお、同プログラムへの参加基準は、特に消化器科、呼吸器科、泌尿器科領域のがんや疾患に対する低侵襲治療や、病変の検出・診断・治療の新たな方法の確立に重要な役割を果たすソリューションを開発しているスタートアップ企業となる。

オリンパスは新しい技術、特にデジタルソリューションの出現が患者の治療のパラダイムに大きな変化を与えると考えている。患者1人ひとりに適したソリューションを構築し、一連の診療プロセスの各過程を最適化することで、患者のアウトカム向上に貢献していく。