泉工医科工業が臨床教育VRを導入【ジョリーグッド】
医療機器の操作を疑似体験
ジョリーグッド(CEO=上路健介氏、東京都中央区)は、開発・提供するVR(バーチャル・リアリティ)臨床教育プラットフォーム「オペクラウドVR」が、泉工医科工業(社長=青木正人氏、東京都文京区)に導入されたことを発表した。医療機器メーカーによるVRコンテンツのセルフ制作は日本初となる。
オペクラウドVRは医療施設に高精細360度カメラとサーバーを常設してあらゆる症例を簡単に高精度VR化し、術者目線の技を360度視点で体験学習できるVR臨床教育プラットフォーム。必要機材の設置から撮影・編集レクチャーをジョリーグッドが行い、臨床実習VRをセルフ制作できる。
泉工医科工業は医療従事者の医療技術や医療機器を扱うスキルが地域や施設によって経験できる症例数や学習機会に差が生じ、偏りが出ている現状を踏まえ、医療機器導入における教育をVRで提供することを目的に、オペクラウドVRを導入した。初年度は第一弾として、人工心肺機器の教育VRコンテンツを制作する。
コロナ禍で医療機関への訪問が制限されている中、医療従事者への医療機器に関する教育機会が減少している。泉工医科工業が導入した自社製品の教育VRは、面会や訪問時間に依存することなく、医療従事者はVRゴーグルをかけるだけで360度視野の処置の流れと、術者目線の操作体験を提供する。このような製品の体験を医療従事者は、いつでも何度でも体験できる。