企業活動

MICINと協業開始【アボットジャパン】

糖尿病の新たな治療環境の構築へ

アボットジャパン(社長=武知秀幸氏、東京都港区)とMICIN(CEO=原聖吾氏、東京都千代田区)は、糖尿病の新たな治療環境構築に向けた協業を開始した。

アボットの血糖自己測定器と、MICINのオンライン診療サービス「curon(クロン)」を組み合わせ、糖尿病患者などに日常生活の中で簡単かつ効率的に糖尿病の管理ができ、医師による適切な治療を受けやすくするソリューションを提供する。

協業の第一弾として、オンライン診療による「血糖変動モニタリング」という新たな取り組みを開始する。これにより、患者はオンライン診療に対応している医療機関を簡単に探すことができ、血糖管理に関するアドバイスが得られる。

また、クロンを通じて遠隔診療を受けることも可能となる。さらに、クロン上に特集ページを公開し、血糖管理の必要性や血糖変動モニタリング、遠隔血糖管理――などへの理解を深めてもらう活動も展開していく。

糖尿病は未治療のまま放置したり治療を中断したりすると、病状が悪化するだけでなく、心臓病や視力喪失、腎臓病などの合併症を発症する可能性がある。治療を中断する主な理由に忙しさが挙げられており、医療機関への訪問にともなう時間的な負担を軽減できるオンライン診療は、大きな役割を担っていくことが期待されている。