「PCR検査ラボ」を移転【シスメックス】
7月から検査ロボットを稼働
シスメックス(社長=家次恒氏)は、2020年6月に神戸医療産業都市内に設置した官民連携の新型コロナウイルス感染症の「PCR検査ラボラトリー」を、同社研究開発センター(神戸市西区)内に移転し、運用を開始した。
移転したPCR検査ラボラトリーでは7月から、川崎重工業やメディカロイドと共同開発した自動PCR検査ロボットシステムを活用し、1日に最大1500件のPCR検査が可能となる。
今後は将来的に起こりうる新興ウイルス感染症の発生やパンデミック(世界的大流行)などの有事にも対応できる体制を構築するとともに、先進的な技術の臨床応用拠点としても研究開発センターを活用していく。
【PCR検査ラボラトリーの概要】
▽所在地=神戸市西区室谷1―1―2
▽エリア面積=412平方㍍
▽実施内容=神戸市の行政検査としてのPCR検査、民間の検査センターとしての企業・医療機関などからの受託検査