企業活動

新会社「あしかメディ工業」に【中島ポリエチレン工業とアイエスケー】

経営統合し さらなる発展をめざす

「コーポレートロゴ」(上)と「企業ステートメント」

中島ポリエチレン工業(社長=中島実佳氏、東京都文京区)とアイエスケー(同)は、6月1日に経営統合し、新会社「あしかメディ工業株式会社」としてスタートする。経営統合により、組織力を強化するとともに、それぞれの事業で培ってきた技術力や販売力などの相乗効果により、さらなる発展をめざす。

中島ポリエチレン工業は戦後間もなく中島商店の社名で創業して以来、69年間にわたり、包装・梱包資材やプラスチック射出成型品の製造、販売を手掛けてきた。

一方、アイエスケーは前身の医学書院器械の設立から59年間にわたり、医療機器・用品の製造、販売を展開してきた。

両社は経営統合により、医療(メディカル)を冠する社名のもと、1つの会社として、医療機器・用品を原材料から最終製品化までを一貫して行っていく。また、医療以外の製品に関しても、これまで通り製造・販売していく。

新社名の由来は「安心感(ん)」から3文字を取った。安心感を届けることができる会社として、顧客ニーズに応え、共に手を携えて健康で豊な生活のために貢献できるように、との願いを込めた。

あしかメディ工業のコーポレートロゴは、安心感の頭文字にあたる「A」を「あしか」の姿にかたどり、①人への想い②製品への想い③未来への想い――の3つの想いを込めた。大きな手で包み込まれているような中央の部分が、人のようにも、もののようにも見えるのは、人と製品への想いが一体であるとの意味を表現し、モチーフの視線に未来への想いを託している。つねに向上心を持ち、より良い製品とサービスをめざしていく決意を表している。

企業ステートメントに関しては「つかう人を思って、つくる」と定めた。同社がつくる製品は医療や介護の従事者だけでなく、患者自身や家族など広く一般にも使用されるため、使う人の気持ちを想像して、1つひとつの製品、つくりあげるプロセスに対して真摯に向き合いながら、ものづくりを行い、届けたいとの気持ちを込めている。

あしかメディ工業株式会社の概要
▽社長=中島実佳氏
▽本社=東京都文京区湯島4―9―12
▽TEL=03―3811―0234㈹
▽事業内容=医療機器、包装および梱包資材、プラスチック成型品の製造・販売
▽従業員数=73名