超音波診断装置事業で提携【GEヘルスケアとフクダ電子】
開業医向け分野で共創へ

GEヘルスケア・ジャパン(社長=多田荘一郎氏、東京都日野市)とフクダ電子(社長=白井大治郎氏、東京都文京区)は、開業医向け超音波診断装置分野で事業提携した。今後は両社の共創を通じて、技術やサービスがもたらす地域医療への貢献を推進していく。
事業提携により、GEヘルスケアが開業医向けに開発した超音波診断装置のVersana(ベルサナ)シリーズから「Premier」、「Balance」、「Active」の3製品を、フクダ電子の全国220か所以上の販売網を通じて販売していく。
今回の事業提携にあたり、GEヘルスケアの多田社長は「日本国内の医療機関との強固な関係を構築してきたフクダ電子と、開業医のニーズに応える超音波診断装置を提供するGEヘルスケアが事業提携することで、より多くの患者が求める疾患の早期発見、より精密な診断や経過観察が実現できるようになると確信している。両社の異なる強みを発揮しつつ相乗効果を生み出し、日本のプライマリ・ケアにおける医療の質向上に貢献できるよう取り組んでいきたい」と述べている。
一方、フクダ電子の白井社長は「超音波診断装置で世界トップシェアを誇り、各分野にセグメント化された製品提供を行うGEヘルスケアと、医療現場のニーズに応えるサービスを実践してきたフクダ電子が業務提携することで、開業医に対するさらなる医療の質向上に寄与していけることと期待している。超音波診断装置はさまざまな診療科で使用されている装置であり、呼吸器・循環器分野でトータルソリューションを提供する当社としても、この協業を通じてより人々の健康をサポートしていけるよう取り組んでいきたい」とコメントしている。