企業活動

効率的で効果的な働き方へ【メドトロニック】

「新しい働き方」戦略で社内制度を改定

メドトロニックの日本法人である日本メドトロニックとメドトロニックソファモアダネック、コヴィディエンジャパン――の3社は「FIND YOUR OWN WORK STYLE(自分の働き方を見つけよう)」という、新しい働き方戦略のもと、就業場所や時間について、仕事の内容とライフスタイルに応じて最も効率的で効果的な働き方が選択できるよう、社内制度を改定した。

「FIND YOUR OWN WORK STYLE」は、①新しい働き方をサポートする人事制度の改定②固定通勤費の廃止とテレワークをサポートする一時金の支給③ワークライフバランス充実へのサポート④本社オフィスのリニューアル予定――の4項目で構成される。

①の新しい働き方をサポートする人事制度の改定は、会社、自宅または自宅と同等のセキュリティーと生産性が確保できる場所であれば日数制限なく国内どこでも就業可能とした。

フレックスタイム制度を拡充し、コアタイムを廃止。午前5時から午後10時までの間はいつでも就業可能なスーパーフレックスタイム制度を導入した。

②の固定通勤費の廃止とテレワークをサポートする一時金の支給は、固定の通勤費を廃止し交通費の実費支給に変更したほか、テレワーク環境整備を支援する一時金として全従業員に5万円を支給する。

③のワークライフバランス充実へのサポートは、育児費用サポートを充実させ、最大年間36万円を、小学3年生までの子供がいる従業員の申請に応じて支給する。

育児や介護中もキャリアが継続できるよう本人の希望に応じて働く時間を選べる「フレキシブル社員制度」を試験的に導入。従来の時短勤務制度をより拡充し、1日の勤務時間を最短5時間まで、1週間当たり最短勤務日数を最短3日(曜日指定)まで可能とした。

④の本社オフィスのリニューアル予定は、オフィスの機能を見直し、これまでの執務エリア中心のオフィスから、従業員同士が対面でコラボレーションすることで新しいアイデアが生まれやすい活動を行うための「エンゲージメント」プレイスとして充実させることをめざし、今年5月頃にオフィスリニューアルを予定している。

コロナ禍でメドトロニックは積極的にテレワークを推進してきた結果、従業員の80%以上がコロナ後もテレワーク勤務を希望していることから、デジタルトランスフォーメーションの推進を含めたワークライフバランスの構築を検討し、今回、社内制度を改定した。