シンガポール社を子会社化【PHCHD】
東南アジアとインドの事業拡大へ
PHCホールディングス(社長=マイケル・クロス氏、東京都港区、PHCHD)は、東南アジアとインドの主要販売代理店であるSciMed社(シンガポール)の株式の55.01%を追加取得し、出資比率を従来の14.99%から70%に引き上げ、連結子会社化した。
SciMed社は東南アジアやインドでライフサイエンス機器の販売、サービス事業を展開。同地域で幅広い販売ネットワークとライフサイエンス分野の専門知識により、東南アジア市場で主要プレーヤーとしての地位を確保している。
PHCHDはライフサイエンス事業の東南アジアとインドの主要販売代理店としてSciMed社を位置付け、密接な連携を図りながら同地域での事業を拡大してきた。
PHCHDは今回の子会社により、SciMed社が有する顧客基盤やサービス力のさらなる活用が可能となる。これにより、インドなどでの新たな市場機会を取り込み、市場シェアを拡大することで、ライフサイエンス事業のさらなる強化を図っていく。
また、PHCグループが展開する他事業でも、SciMed社が有するネットワークを活用し、東南アジアやインドでの顧客へのアクセスが可能となる。
今回の子会社化にあたり、クロス社長は「インドを含む新興国ではがんなどの患者数の増加により、診断事業のさらなる成長が期待されている。今回の子会社化によって当社グループは新興国での存在感を高め、事業成長を加速させることが可能と考えている」とコメントしている。