企業活動

新研究開発拠点を着工【川澄化学工業】

川崎市殿町「キングスカイフロント」に

川澄化学工業(社長=昌谷良雄氏、東京都品川区)は、神奈川県川崎市のキングスカイフロントに、大分県の同社三重工場内にある研究開発拠点を移転するため用地を確保していたが、このほど建設工事を着工した。そのほか、新拠点へは本社機能の移転も計画している。

キングスカイフロントは国内外からのアクセスも容易で、すでに多くの医療系企業や研究機関、大学などが集積するエリア(ライフサイエンスのコンソーシアム)となっている。

そうした近隣の医療関係者との交流も、研究開発活動の活性化につなげていく。首都圏への研究開発拠点の移転により、優秀な人材を確保し、研究開発型企業として飛躍をめざす。

本社機能の移転ではよりスピード感をもった経営の実現のため現在、品川本社にある本社機能を新拠点に集約する。

新開発拠点(川崎市川崎区殿町3―25)は地上4階建て(土地面積3971平方㍍、延床面積6392平方㍍)で、建設費は約30億円。2021年4月に竣工し、同10月に稼働する予定。