ベトナムに販社設立【島津製作所】
アジアの医療機器事業を拡大へ
島津製作所(社長=上田輝久氏、京都市中京区)は、ベトナムに医療機器の販売会社・シマヅベトナム(社長=近藤祐介氏)を設立した。
これまで、島津ではベトナムにおいて1997年に同国資本と香港資本による企業との3社による合弁会社を医療機器の製造会社として設立し、官公庁の病院を中心に事業展開してきた。
ベトナム市場の成熟にともない、アフターマーケットを推進し新たな事業の拡大を図るため、これまでの3社合弁から独資体制へ移行した。
シマヅベトナムは島津のアジア統括会社(シンガポール)が100%出資した子会社となる。3社合弁会社がベトナムで23年間培ってきた事業を継承し、アジアでの連結経営をさらに強化。変化の激しい市場環境で迅速な意識決定を行える体制を構築し、医療機器事業の拡大をめざしていく。