企業活動

栃木工場にR&D部門を新設【ビー・ブラウンエースクラップ】

「栃木ブランド」製品を世界市場へ

ビー・ブラウンエースクラップ栃木工場

ビー・ブラウンエースクラップ(社長=藤原武志氏、東京都文京区)は、局所麻酔針などの穿刺針を製造する栃木工場(栃木市)に、R&D(研究開発)部門を新設した。将来的には栃木工場から日本発の製品を世界に展開していくことをめざす。

栃木工場は1987年の操業開始以来、主に局所麻酔領域の穿刺針を製造し、同社グループの各国拠点に輸出してきた。2017年には新工場を建設し、世界需要に対応した量産体制を構築してきた。現在、グループの局所麻酔針の主要製造拠点として、世界で使われる約35%の局所麻酔針を製造している。

新設したR&D部門には、ドイツ本社R&D部門の社員も組織の一員として参加する。当面は本社と連携する中で製品の改良を中心に行っていく。

その後、日本の医師からの提案をグローバル製品に反映させ、開発や改良につなげ、将来的には栃木工場で開発から製造までを一貫して手掛ける『栃木ブランド』製品を世界展開していく考えだ。