全社員に集団接種を実施【サクラファインテックジャパン】
感染症対策への取り組み継続強化
病理検査機器・器材メーカーのサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、全社員を対象に風疹・麻疹(はしか)など4種類のワクチン接種費用補助と集団接種を、10月24日に社内で実施した。
集団接種では風疹・麻疹を予防するMRワクチンに加え、インフルエンザ、帯状疱疹(費用自己負担)、肺炎球菌(60歳以上対象)のワクチンを、希望する社員を対象に接種した。
同社では2013年から毎年、全社員を対象にしたMRワクチンの接種費用全額補助と、社内での集団接種を実施しており、今年で7回目となる。
また、同社では東京都と東京商工会議所、東京都医師会が連携して推進している、企業の感染症対策を支援するプロジェクト「職場で始める!感染症対応力向上プロジェクト」に参加しており、企業が実践すべき取り組みとして設定された3コース(①感染症理解のための従業者研修②感染症BCP〈業務継続計画〉の作成③風疹予防対策の推進)を16年に達成し、3コースをすべて達成した最初の企業となった。
国立感染症研究所の発表によると、国内では風疹の感染が13年の大規模流行(患者数1万4344人)以来、風疹の感染が継続的に発生しており、昨年は2946人、今年(10月2日時点)は2210人の感染が報告されている。さらに9月から麻疹の感染も増加しており、感染症対策の必要性が一層高まっている。