社員の基本給を引き上げ【サクラファインテックジャパン】
消費増税にともない社員の負担を補てん
病理検査機器・器材のトータルサプライヤーであるサクラファインテックジャパン(社長兼CEO=石塚悟氏、東京都中央区)は、10月からの消費税の増税に合わせて、社員と嘱託社員全員の給与改定(ベア)を実施する。
今回の給与改定は例年の定期昇給とは別に実施するもので、基本給テーブルの書き換えを行う。社員の基本給に対して、等級ごとに一定金額の引き上げをする。
消費増税にともない生活面での支出増加が見込まれるなか、増税実施と同時に給与改定を行うことにより、社員の負担増に対して、一定部分を補てんし、社員一人ひとりを支援する。
同社はこれまで〝働きやすさ〟と〝働きがい〟の両輪で働き方改革を推進してきた。7月からは社員ごとに勤務時間帯を選択できる「時差勤務」と、時間単位で年次有給休暇を取得できる「時差単位年次有給休暇」の2つの制度を導入した。
また、社員間コミュニケーション活性化のための社内施設「あうんテラス」の開設や、さまざまなイベントを開催している。さらに〝働きがい〟に関して、今回の給与改定に先立ち、社員同士が感謝の気持ちを言葉で贈る「サンクスカード」の運用を開始した。
そのほか、きめ細かで客観的な人事評価制度「サクラジョブキャリシステム」や「グループ企業間の人材交流」により、社員の適正や志向に応じて活躍できる仕組みづくりを行っており、来年度には経済産業省の「健康経営優良法人」の認定をめざしている。