植竹強氏の栄誉を祝福
『藍綬褒章受章祝賀会』を開く
2017年秋の褒章で『藍綬褒章』を受章した日本医療機器工業会(日医工)の植竹強副理事長(ケイセイ医科工業会長)の栄誉を祝福するため、昨年12月13日㈬午後6時から、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントで、業界関係者ら多数が参加のもと「藍綬褒章受章祝賀会」が開催された。
祝賀会は司会の日医工の武井和之副理事長が、開会にあたり、自身を含む祝賀会の発起人として、日医工の松本謙一理事長、増田順副理事長、青木眞副理事長、根本達ミズホ相談役、木村憲司パラマウントベッドホールディングス会長、福田孝太郎フクダ電子会長――を紹介して、開会となった。
ここで、発起人を代表して、あいさつした松本理事長は「植竹さんは長年にわたる医療機器産業への貢献が評価され今回の受章につながった。特に、当工業会の副理事長として東北地域や新潟県、静岡県などのものづくり企業との医工連携事業など、大変大きな仕事をされてきた。産官学一体となって医療機器産業を盛り上げための活動をしている植竹さんの熱意はすばらしい。今後もその強い意志でご活躍されることを期待しています。また、奥様におかれましても内助の功で、長年のご苦労があったかと存じます。改めておめでとうございました」とお祝いの言葉を述べた。
また、来賓を代表して、経済産業省産業技術環境局の竹上嗣郎参事官と、経済産業省東北経済産業局産業部消費経済課の遠藤司課長が祝辞を述べた。
竹上参事官は「植竹先輩は足にマメができるほど全国各地から世界の津々浦々を歩きながら自分の思いを伝え、後輩を指導してきた。そういったことの積み重ねが今回の受章につながった。国全体のために貢献されたということだと思います」と祝福した。
遠藤課長は「植竹会長には足繁く東北に来ていただき、3か月間で60社ほどのものづくり企業を回っていただいた。訪問した各社では叱咤激励やアドバイスを行い、方向性を示していただいた。また、本郷の医科器械会館での展示交流会も企画、開催していただいた」と植竹氏の功績を紹介した。
次いで、植竹夫妻に記念品や花束を贈呈した。これを受け、植竹副理事長は「11月3日の文化の日に厚労省から伝達を受け、藍綬褒章を受章しました。これも皆さま方のおかげであり、松本理事長はじめ理事の方々や会員の方々が受章したものと考えております。私がこの業界に入った頃は製造販売業がなく、製造業と販売業で今のような薬事の厳しい世界ではなかった。日医工は東京医科器械商業組合(現日本医療機器協会)のものづくり企業が独立して設立された。今後、業界の発展を考えると、一歩ずつステップアップしていかないといけない。私も80歳になり、経験の整理をしながら、抜けている所があれば補足していき、後進に道を譲り、あるいは道を作っていければと考えている」と語り、謝辞に代えた。
このあと、根本相談役が『乾杯』の発声を行い、祝賀会は開宴した。会場では植竹夫妻を囲み談笑の輪が広がり、参加者らがグラスを傾けながら、植竹副理事長の栄誉を祝福し合った。
歓談中にもお祝いに駆け付けた経済産業省資源エネルギー庁電力・ガス事業部原子力立地・核燃料サイクル産業課の覚道崇文課長と、岩手県洋野町の日當博治副町長が登壇し祝辞を述べた。ひとときの歓談のあと、青木副理事長の『一本締め』で祝賀会は散会となった。