表彰

北海道新技術・新製品開発賞で「大賞」に【電制コムテック】

脊柱側弯症検査用機器「スコリオデバイス」で

脊柱側弯症検査用機器「スコリオデバイス」

電制コムテック(社長=田上寛氏、北海道江別市)の脊柱側弯症検査用機器「スコリオデバイス」が、北海道主催の令和7年度北海道新技術・新製品開発賞ものづくり部門で「大賞」を受賞した。

北海道では道内における工業の技術開発を促進し、新産業の創出や既存産業の高度化を図ることを目的に、平成10年から道内の中小企業が開発した新規性、独創性が高い新技術・新製品を表彰している。今年度は10月20日に道庁で表彰式が開催される。

電制コムテックのスコリオデバイスは、脊柱側弯症をスクリーニングする角度測定機器で、運動器学校検診などで行われる脊柱側弯症の前屈検査に用いられる。前屈姿勢の背部にローラー部を真っ直ぐ転がすことで、左右の最大傾斜角度を自動検知し表示する。

今回、スコリオデバイスは▽着衣のまま検査できる▽1人あたり5~10秒で測定可能▽軽量・片手で持てるコンパクト設計▽簡単な操作性――などが評価され大賞に輝いた。