書籍

「創業70周年記念誌」刊行【三田理化工業】

「創業70周年記念誌」

社歴を振り返り、さらなる飛躍へ

三田理化工業(社長=千種康一氏、大阪市北区)は、1949年の創業以来、昨年で70周年を迎えたことを記念して、「創業70周年記念誌」(A4判、89頁)を刊行した。

記念誌は①創業期②発展期③変革期④足跡と未来への展望⑤リーダーたちが未来へ向けて語る⑥若手社員座談会⑦戦略から見た三田理化工業⑧調乳の海外展開⑨年表⑩記録--の10章からなる。

このうち、第1章では創業者・千種喜作氏が家族を守るという思いを胸に、同社の創業を決心したことから、新事業への進出が招いた成功と挫折など、激動の創業期が書かれている。

第2章では原点に立ち返り、より大きなステージをめざした同社が、三田理化工業を設立した経緯や、オリジナルブランド『RACOON』(ラックーン)の誕生秘話、オンリーワン商品の開発、社業拡大--など同社の発展期のエピソードが記録されている。

第3章では現・千種康一社長の入社から、オンリーワンを武器に業績が回復し、社長に就任するまでの道のりのほか、同社が世界企業をめざし、がん分野に参入したことや、ISO取得、組織強化、事業3本柱の確立、次世代への継承--など同社の変革期の歴史がつづられてる。

第4章では千種社長が同社70年の歴史を回顧し、苦境の中で出会った未来への希望や、磨いてきたオンリーワン技術、自身のサラリーマン経験を経営に活用、話を聞く人材育成法、次世代にバトンタッチ--など、その足跡と未来への展望について語っている。

そのほか、記念誌の巻頭言では『道なきところに、道をつくる』のスローガンのもと、「わたしたちの未来は、まだ道のないその場所に、新しい道をつくっていくこと。お客様の思いへと続く、その一本の道こそが、三田理化工業そのもの。道をつくっていく。これからも。一歩一歩、誠実に」と、さらなる飛躍に向けた同社の決意を表している。