年頭所感

新年のご挨拶【日本医療用縫合糸協会 会長・保科 保志】

保科会長

新年あけましておめでとうございます。

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令和2年の初めころから新型コロナウィルスが発生し、思うように業務が出来ない日々が長く続いておりましたが、昨年5月に5類感染症に移行したことで景気回復を期待していました。しかし、戦争や円安によるエネルギー価格の高騰により物価が上昇したことで、各企業がコストアップを避けて通ることができない状況となり、厳しい一年となりました。

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当協会は手術用の縫合糸及び縫合針を中心に扱う会員企業によって構成されています。

近年は、患者さんが一日も早く社会復帰できるよう、できるだけ小さな切り口ですむ外科的治療が多くなってきていますが、一方で内視鏡下などの特殊な状況で縫合糸や縫合針が使用されているという事例もあることから術部の縫合には欠かせない医療機器となっています。

このため、安定的に医療機器を市場に供給するために、医薬品医療機器等法に関連する通知等、有益な情報を、会員企業に周知することが重要であると考え、小回りの利く対応を継続していきたいと思います。

また、本年は診療報酬改定の年であります。商工組合日本医療機器協会と共催で最新情報を含め、内容の充実した講習会を開催したいと考えております。

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最後に、本年も引き続き当協会への変わらぬご指導とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますとともに、会員企業の皆様のご健勝とご発展を祈念致しまして、新年のご挨拶とさせていただきます。