「第67回全国大会」は10月に鬼怒川で【日本理化学硝子機器工業会】
「冬季全国理事会」で大会の開催内容を承認
理化学硝子機器を製造する専門メーカーの全国組織である日本理化学硝子機器工業会(会長=橋本秀秋氏、東京都墨田区)は、3月2日㈯午後2時から、東京・墨田区の国際ファッションセンタービル会議室で「平成30年度冬季全国理事会」を開催した。理事会では今年10月20・21日に栃木県の鬼怒川温泉で開催する『第67回全国大会』の開催概要が発表され、承認された。
展示会を目玉に見学会も実施へ
理事会は中村剛専務理事の司会で進行。冒頭、あいさつした橋本会長は「池田前会長が退任され、私が会長に就任してから初めての理事会となる。昨年の京都大会は大変有意義な大会となった。これも京都支部の方々が長い時間、準備をされたおかげです」と述べ、感謝の意を表明した。
第67回全国大会に言及しては「今年は東京支部が担当で現在、準備を進めている。今回は目玉として展示会を併設する。展示会には米国で大きなマーケットシェアを持つ硝子加工機器販売会社の出展が決まっており、多くの商品を持って来ていただけるよう、こちらからもお願いしている。同社の社長はご夫妻で来日する予定で、展示のほか、次の日のHARIO古河工場の見学も一緒に行くことになっている」と今回の全国大会は展示会をメインに企画していることを発表した。
展示会の内容にふれては「米国の理化学硝子機器ガス加工業者の『ASGS年次大会』では毎回、展示会が併設されている。色々なブースがあり、われわれ硝子屋が使う材料やバーナー、耐熱手袋、保護メガネ--など、さまざまな商品が展示、即売されている。商品はカタログやWebサイトでも販売されているが、展示会で買うとディスカウントしていただけ、非常に買いやすい。今回の全国大会の展示会でも皆さんがその場で商品を買えるよう日本円かクレジットカードで決済ができる方法を考えている。また、展示会には各支部、各会社も出展できるスペースも多く確保している」と説明した。
また、今後の理事会の方向性に言及しては「理事会には理事の皆さんが貴重な時間とお金を使って集まっていただいているので、もっと議論をしていきたと思っている。魅力ある工業会はどうあるべきか、皆さまのご意見を伺い活発に動いていきたい。理事会に出てきて何か情報を持って帰ることが1番だと思いますので、ぜひ多くの発言をお願いしたい」と呼びかけた。
次に、各支部長が各地域の現況や活動報告を行ったあと、議事録署名人に佐藤武彦副会長と志賀秀吉理事を指名し、橋本会長が議長となり、議案の審議に入った。
議事は①第66回全国大会終了報告②第67回全国大会開催要項③第68回全国大会開催要項④平成30年度事業報告・決算報告書作成の件⑤平成31年度事業計画・予算案作成の件⑥次期理事会開催の件⑦役員について⑧その他--の8件。各議事とも担当役員が報告、説明を行い、承認された。
このうち、第66回全国大会終了報告については、藤原保昌常任理事(京都支部)が京都大会の終了報告として、その内容から収支報告まで詳細に説明した。
第67回全国大会開催要項(別掲参照)については竹内信夫理事(東京支部)が、67回大会を10月20日㈰に鬼怒川温泉「きぬ川ホテル三日月」で開催し、翌21日㈪にHARIO古河工場を見学するなど、大会の概要を発表した。
第68回全国大会は大阪で開催へ
第68回全国大会開催要項については、全国大会準備委員会の南聡朗氏(大阪支部)が、開催日を2020年6月28日㈰・29日㈪で、大阪市の福島駅前のホテル阪神大阪で開催する--と発表した。現在、準備を進めており、詳細については次回の理事会で明かされる。
平成31年度事業計画・予算案作成の件のうち、年度末各支部会員数の状況では、東京47社、大阪17社、京都9社、名古屋3社、仙台2社、中国九州6社--の計84社で、前年度から3社減少した。
次期理事会については、9月7日㈯に今回と同じ国際ファッションセンタービル会議室で開催することに決定した。
第67回全国大会の開催概要
■会期=2019年10月20日㈰・21日㈪
■会場=鬼怒川温泉「きぬ川ホテル三日月」(栃木県日光市鬼怒川温泉大原1400)
【第1日目】(10月20日)
▽13:00~理事会
▽14:00~総会
▽14:50~休憩
▽15:00~発表会「ASGS2019」、「HARIO古河工場説明」
▽16:00~大会旗申し送り
▽16:30~展示会
▽18:30~懇親会
【第2日目】(10月21日)
▽8:00~見学会出発(バス移動)
▽10:10~HARIO古河工場見学
▽12:30~昼食「おかさと」
▽16:00~JR東京駅解散
■参加予定人数=東京支部40人、大阪支部11人、京都支部7人、名古屋支部2人、仙台支部2人、中国九州支部5人、来賓1人、賛助会員9人、報道・事務局3人--の計80人