医理化硝子業界

鬼塚硝子の関谷氏「東京都優秀技能者知事賞」受賞

優れた技能が評価され「東京マイスター」に

東京理化学硝子器械工業協同組合(TRGK)の加盟企業である鬼塚硝子(社長=鬼塚睦子氏、東京都青梅市)の技術者・関谷義治氏は「令和6年度東京都優秀技能者知事賞」を受賞した。

東京都では毎年、都内に勤務する技能者のうち、極めて優れた技能を持ち、他の技能者の模範と認められた人を東京都優秀技能者(東京マイスター)として都知事賞を贈呈している。

関谷氏は高度な技術であるガラスと金属の溶着技術を有し、特に放射線測定機器(ガイガーカウンター)に組み込まれた部品のガラスと金属の溶着に関して国内唯一の技術者である。東日本大震災以降、ガイガーカウンターの需要に1人で対応し、多大な貢献を果たした。また、後進の育成にも力を注ぎ、月1回、技術職以外も対象の講習会を開き、技術の承継と発展に寄与している。これらの功績により今回、都知事賞が贈られた。