京都で「第72回全国大会」開催へ【日本理化学硝子機器工業会】
「冬季理事会」で全国大会開催要項を決議
理化学硝子機器を製造する専門メーカーの全国組織である日本理化学硝子機器工業会(会長=中村剛氏、NRGK)は、3月2日㈯午後1時30分から、東京・墨田区のすみだ産業会館で「令和5年度冬季全国理事会」を開催した。10月12日㈯・13日㈰に京都で開催する「第72回全国大会」の開催要項を決定した。
全国理事会の冒頭、司会の竹内信夫専務理事に促され、あいさつした中村会長は「今年の第72回全国大会は京都支部の担当で現在、準備が進められている。全国大会は毎年開催しており、70年以上にわたり開催している伝統ある大会です。今後も全国大会が80回、90回、100回と続いていくことを祈念する」と述べた。
また、数年来、欧米の理化学硝子機器業者団体のシンポジウムに参加していることにふれ「欧米の同業者と話をしていると、NRGKについて聞かれることがある。そんな時に私は『NRGKは6支部で構成し、各支部の会員が集って、いろいろな事業に携わっており、横のつながりがしっかりしている』とNRGKの特徴をお話させていただいており、本当に誇らしく思っている」と語った。
このあと、各支部長が各地域の現況や活動報告を行ったあと、中村会長を議長に、議事録署名人に宮原弘治常任理事、碇谷康治監事を指名し、議案の審議に入った。
議事は①第72回全国大会の開催要項②第73回全国大会の開催要項③令和5年度事業・決算報告④令和6年度事業計画・予算⑤次期理事会開催の件⑥役員・名簿の確認⑦各地の景況等の情報交換など――の7件。各議事とも担当役員が説明を行い、承認された。
このうち、①の第72回全国大会開催要項は担当の京都支部の中村延一支部長が10月12日㈯・13日㈰の日程で、ホテルオークラ京都で開催する第72回全国大会の要項(下記参照)を発表した。
第72回全国大会では、NRGKの総会を開き、議事の審議を行うほか、理化学硝子機器製作作業の技能検定試験に合格した会員2名に認定証を授与する。また、賛助会員企業らが硝子加工具やバーナーなどの自社商品を紹介する展示会を、懇親会時にステージ上で行う予定だ。
②の第73回全国大会の開催要項は、担当の東京支部の池田高樹支部長が令和7年9月6日㈯・7日㈰の両日、静岡県・熱海温泉のKKRホテル熱海で開催すると発表した。6日は13時~全国理事会、15時30分~総会、18時~懇親会。7日は9時~硝子セミナーを開催する予定となっている。
④の令和6年度事業計画・予算では、会員の減少や昨今の物価高騰にともない工業会運営も厳しさを増し、諸経費の節減などの努力だけでは、将来的に安定した運営を継続するのが困難な状況にあるため、会員への分担金の値上げと賛助会員の一部会費の値上げを決議した。
⑤の次期理事会開催の件は、第72回全国大会直前にホテルオークラ京都で開催することを決めた。
【第72回全国大会の開催要項】(状況によりスケジュール時間に変更の可能性もある)
■会場=ホテルオークラ京都(京都市中京区一之船入町537―4)
■第1日目(10月12日㈯)
▽13:00~夏季全国理事会
▽15:00~総会、大会旗申し送り
▽18:00~懇親会、2次会
■第2日目(10月13日㈰)
▽9:00~見学会