医療情報システム拡販へ ー 島津製作所
サポート部門を新設し事業強化
島津製作所(社長=上田輝久氏、京都市中京区)は、グループ企業の島津エス・ディー(社長=鈴木悟氏、京都市中京区)から医療情報システム(病院向け再来受付システムや診療費支払システム)の「メルシスシリーズ」の販売業務を同社に移管し、販売体制を強化する。
メルシスシリーズの据付と保守点検業務は島津メディカルシステムズ(社長=中西康彦氏、大阪市淀川区)が担い、同シリーズを使用中の顧客からの問い合わせに直接対応する新部門「メルシスサービスセンター」を島津メディカルシステムズ内に新設し、顧客満足度の向上をめざす。
今後、医療機関の働き方改革による業務効率化によって、受付業務や支払業務の自動化が促進され、医療情報システム市場の拡大が予測されている。これにともない島津製作所では全国各地の支店や営業所などの販路を活用して、メルシスシリーズの拡販を図っていく方針だ。
また、販売業務を移管した島津エス・ディーは、顧客ニーズを先取りするタイムリーな製品改良や新製品開発に注力していく。