検査・処置台「ムーヴィス」発売 ー パラマウントベッド
事前処置から検査、回復までカバー
パラマウントベッド(社長=木村恭介氏、東京都江東区)は、1台で検査台、ストレッチャー、いすとして使用できる検査・処置台「ムーヴィス」を4月1日から発売する。
ムーヴィスは内視鏡検査などでの使用を想定したリクライニング機能や、高さ調整機能を持つ移動式の検査・処置台。
内視鏡検査の事前処置から検査、検査後の休息・回復までを1台でカバーでき、患者はベッドや検査台を移る必要がない。これにより、転倒リスクや介助の負担が軽減され、業務効率の向上が期待できる。
リクライニング機能は、すばやく上げ下げのできるガススプリング式。背上げに連動して膝が上がり足先が下がる構造で、背上げ時に患者が足元側へずれていくことを防止するとともに、座位に近いポジションにできるなど患者が快適に過ごせるよう考慮している。
高さ調節は電動式を採用。手元スイッチによる操作のほか、オプションのフットスイッチを取り付けることで、スタッフは両手がふさがっていても足で操作が可能となる。
バッテリー付きのため電源がない場所での調節も可能。走行性に優れたキャスターや、4輪のロック/解除が1か所で同時にできるセントラルロックシステムにより、搬送のしやすさにも配慮している。
患者の転落防止を図るサイドレールは、検査部位に応じて頭側の左右、足側の左右、それぞれ個別に上げ下げできる分割式で検査のしやすさを向上させたほか、意図しないロック外れを予防する二重ロック方式を採用するなど安全性を高めた。
価格はオープン。同社では年間200台の販売をめざす。