企業活動

包括的がん医療の推進へ【バリアンメディカル】

相良病院とパートナーシップ締結

バリアンメディカルシステムズ(社長=ミッチェル・シロン氏、東京都中央区)と相良病院(理事長=相良吉昭氏、鹿児島県鹿児島市)は、最善かつ包括的ながん医療への取り組みを共同で推進することを目的に、パートナーシップの基本協定を結び、1月に竣工した相良病院放射線治療センターでのパートナーシップ業務を開始した。

両者は今回の提携により、乳がんや前立腺がんの高精度放射線治療を中心とする、がん医療の一層の発展をめざす。

具体的にバリアンメディカルは、相良病院に放射線治療に関する最新または最適な医療機器を提案するほか、最新のがん治療トレンド情報の提供、がん医療におけるがん医療連携ネットワークの総合支援と助言、がん医療におけるブランド力の向上への活動支援と助言、リファレンスサイトの指定(知識交流、イベント開催、研究奨励など)--などの支援を行う。

一方、相良病院はバリアンメディカルに包括的ながん医療に関する専門的な助言、最善のがん医療普及のための宣伝活動支援と助言、がん医療発展のための研究活動とデータ提供の協力--などを行っていく。

なお、相良病院は国内唯一の特定領域がん診療連携拠点病院(乳がん)の認定施設で、乳がんを中心とする女性のための専門病院だったが、前立腺がんで有数の実績を持つ、にいむら病院(理事長=新村友季子氏、鹿児島市)と業務提携し、女性だけでなく、男性のがんでも包括的にがん医療を提供している。