業界団体

今年も熱海で新春大懇親会 ー 東科協

『総覧』と『JASIS』を全力で

多くの科学機器業界人が熱海に参集した

東京科学機器協会(理事長=矢澤英人氏、東科協)は、1月25日㈮・26日㈯の一泊二日の日程で、静岡県熱海市の熱海後楽園ホテルで、会員ら107社223名の参加のもと「第71回新春大懇親会」を開催した。

開会にあたり、あいさつした矢澤理事長は「平成最後となる新春大懇親会に多くの方にご参加いただき、ありがとうございます。温泉での裸の付き合いを通して懇親を深めるとともに英気を養っていただき、猪年の今年1年を一層の飛躍の年にするべく幸先の良いスタートを切っていただきたい」と熱海まで足を運んだ参加者を歓迎した。

矢澤理事長

今年は科学機器業界団体が設立されて100年目の節目の年にあたることにふれ「当会は1941年12月に日本理化学器械工業組合として設立されたが、それより25年ほど前、業界団体のルーツともいうべき東京理化学器械同業組合が1919年に設立され、今年が設立100年目となる」と業界の歴史を振り返った。

さらに、東京理化学器械同業組合が歴史に残した大きな事業に関して「理化学器械業界初の総合カタログ『TRK』を発刊した。TRKは多品種で複雑、精密な理化学器械の製品類をまとめ上げた至難の事業であり、当業界の団結力の象徴ともいえるべき成果であった。同組合の設立から100年目の今日にTRKの源はその歴史を積み重ね、現在の『科学・分析機器総覧』へと受け継がれている」と科学・分析機器総覧のルーツを紹介した。

今年の科学・分析機器総覧の発刊に向けては「現在、発刊に向け総覧委員会で着々と準備を進めている。総覧は冊子やWEB、DVD、そして昨年からスタートした英語版の掲載会社紹介サイト『SORAN』も加わり、大きく進化を遂げている。100年の歴史を持つ総覧をぜひご活用いただきたい」と呼びかけた。

総覧とならび業界事業のもう1つの柱である科学・分析機器展示会『JASIS2019』については「今年も幕張メッセを会場に9月4~6日を会期に開催する。JASISと総覧は共に現在、出展および掲載を募集中です。両事業は皆さまの会社の販路拡大や広報に貢献するツールですので、共にご活用いただくことで、さらに効果が期待できる」と両事業の積極的な活用を促した。

最後に「当協会は今年も会員の皆さまのご意見、ご提言に十分に配慮しながら科学機器業界の発展に向け、取り組んでいく。協会事業を大いにご活用いただき、業績の向上、情報収集、スキルアップ、人脈作りにお役立ていただきたい」と述べた。

ロッテの井口監督が「トークショー」

井口監督

このあと、千葉ロッテマリーンズの井口資仁監督による『新春トークショー』が行われた。井口監督は野球を始めた子どもの時の話から、国学院久我山高校での甲子園出場、青山学院大学での東都大学リーグ三冠王、アトランタ五輪銀メダル獲得、ダイエー(現ソフトバンク)での活躍まで、その当時のエピソードを交えながら、貴重な体験談を披露したほか、現役監督としての苦労や今年の目標など、野球に対する熱い思いを語った。

引き続き、会員企業の寄贈商品が当たる福引抽選会を行い、参加者らは新年の運試しを楽しんだ。夕刻からは大広間での懇親会が催され、参加者ら浴衣でリラックスした雰囲気の中、親睦を深め合った。

翌朝は朝食を食べながら、猪年生まれの参加者に干支の記念品を贈呈したあと、矢澤理事長の〝万歳三唱〟で新春大懇親会はお開きとなった。