技術・製品

歩行を「見える化」【パラマウントベッド】

リハビリ用「足底圧センサー」発売

ワルツインの使用イメージ

パラマウントベッド(社長=木村恭介氏、東京都江東区)は、歩行訓練時の足底にかかる圧力の状況をリアルタイムで表示・記録できるリハビリテーション用足底圧センサー「ワルツイン(Waltwin)」を11月22日に発売する。

ワルツインは脳卒中や整形疾患、パーキンソン病などで歩行機能に障害を負った患者の歩行訓練をより効果的に行うための製品。

インソール(靴の中敷)タイプのセンサーと無線通信機能をもつ中継ボックス、計測状況を表示・記録するタブレットPC――で構成される。

患者の靴にインソールタイプのセンサーを入れて、ふくらはぎに中継ボックスを装着するだけで、歩行時の足低圧状況がタブレットPCに表示され、足低圧の状況を客観的に把握できる。

測定した内容は患者、日付、動作などの項目ごとに整理して保存され、時系列での変化など、さまざまな形式で表示されるので、データに基づいた具体的なフィードバックが可能となる。今後の計画作成などに役立てるほか、医師や介護職などの多職種間で情報共有にも利用できる。

価格はオープン。年間300セットの販売を計画している。