最短3分でインフル検査【キヤノンメディカル】
迅速検査システム「ラピーム」上市
キヤノンメディカルシステムズ(社長=瀧口登志夫氏)は、最短3分で陽性判定できる機能を追加したインフルエンザ迅速検査システム「Rapiim(ラピーム)」を発売した。
ラピームは従来システムの8分での最終判定に加え、ウイルス量が多い場合には測定開始後、最短3分で陽性判定ができる機能を搭載したことで、より迅速に結果が得られる。また、検体種は鼻かみ液や鼻腔拭い液、鼻腔吸引液に加え、新たに『咽頭拭い液』を追加した。
同システムはタンパク質分析装置『ラピームアイ10』と、専用の体外診断用医薬品であるインフルエンザウイルスキット『ラピームフルAB』で構成。ラピームアイ10は10月から、ラピームフルABは11月から、それぞれ納品を開始する。が、現行のラピームアイ10を使用している医療機関には10月から順次、無償での装置交換を行う。
なお、ラピームフルABの有効期限は、18か月から24か月に延長し、利便性を向上させた。