三菱商事と合併会社を設立【ホギメディカル】
東南アジアに医療材料を拡販へ
ホギメディカル(社長=保木潤一氏、東京都港区)と三菱商事(社長=垣内威彦氏、東京都千代田区)は、東南アジア地域でのホギメディカル製の医療材料などの販売・マーケティングを行う合併会社「HOGY Medical Asia Pacific Pte.Ltd.」をシンガポールに設立した。
両社は3月に包括業務提携を結び、提携分野の1つである医療材料などの製品の海外展開について協議を重ねてきた。今回の合併会社の設立は業務提携における取り組みの一環となる。
合併会社は資本金600万米㌦。出資比率はホギメディカルが75%、三菱商事が25%となる。
今後、合併会社はホギメディカルが持つ手術用キット製品の国内トップメーカーとしてのノウハウと、三菱商事が有するグローバルネットワークを活用し、東南アジア地域の医療需要に応じた手術キットなどの販促に取り組んでいく。
東南アジア地域は経済成長や高齢化による疾病構造の変化、公的医療保険制度の整備、メディカルツーリズムの推進--などにより患者数、手術件数が増加。近年、これにともない医療機器・材料市場も二桁成長を続けている。
さらに、手術の高度化、手術件数の増加とともに、病院の手術室の効率化に対応する製品やソリューションが求められており、医療材料への需要も一層拡大することが予測されている。