アクトメッドを子会社化 ー キヤノンメディカル
がんゲノム検査事業に参入へ
キヤノンメディカルシステムズ(社長=瀧口登志夫氏、栃木県大田原市)は、アジア人に適したゲノムデータベースに基づく高品質なクリニカルシーケンス(遺伝子解析受託)サービスを手がけるアクトメッド(社長=Shu・Jen・Chen氏、東京都新宿区)の過半数(66%)の株式を取得し、子会社化した。これにより、キヤノンはがんゲノム検査事業に参入する。
アクトメッドはクリニカルシーケンス分野で、先進的で高品質な技術で定評のある台湾のACTGenomics社から継続的、包括的な技術サービスを受け、病理検体の品質チェックからアジア人固有の変異情報や、臨床情報を含む臨床データベースに基づいたレポート作成までを一貫して行うクリニカルシーケンスを国内で提供している。
キヤノンは国内に約70か所の販売・サービスネットワーク拠点を有し、画像診断システムを中心に、ヘルスケアIT事業やバイオサイエンス事業へ領域を拡大し、事業成長をめざしている。
今回の子会社化により、アクトメッドはキヤノンの国内ネットワークや経験を共有することで、国内での遺伝子解析のニーズに対応しながら、個別化医療の実現をめざしていく。