結石の回収をサポート【オリンパス】
「ディスポ採石バスケット」上市
オリンパス(社長=笹宏行氏、東京都新宿区)は、アプローチが難しい結石の除去をサポートするディスポーザブルNT採石バスケット「ヴォルティック・キャッチV」を発売した。
ディスポーザブルNT採石バスケットは口から挿入した十二指腸内視鏡を通じて、十二指腸乳頭部から胆道にアプローチする医療用処置具。胆汁の通り道の総胆管にできた結石を除去する時に使用される。
ヴォルティック・キャッチVは8本のワイヤをスパイラル状に組み立てた独自のワイヤ形状と、耐久性に優れた素材(ナイチノール)の採用に
より、結石を容易に取り込むことができる。また、ワイヤの密度を先端は高く、後端は低くしたことで結石の外しやすさも支援する。
新設計のバスケットは下部が押されても上部の開き幅が保たれる形状により、容易に結石を回収できるので、従来のバスケットではアプローチが難しかった総胆管下端ポケット部でも高い採石性能が期待できる。