「東日本物流センタ」設立へ【日本光電】
迅速な製品供給と世界的需要に対応
日本光電工業(社長=荻野博一氏、東京都新宿区)は、埼玉県坂戸市に「東日本物流センタ」を設立する。約8億円を投じて、6月に着工し来年5月に竣工予定で、来夏以降に稼働させ国内外への迅速な製品供給体制を構築する。
日本光電では基本方針のひとつに『組織的な生産性の向上』を掲げ、グローバル化に向け最適なサプライチェーンを構築し、生産性の向上と世界各国へのタイムリーな製品供給をめざしており、東日本物流センタの設立はその一環となる。
現在、日本光電の物流センタは▽群馬県富岡市▽埼玉県鶴ヶ島市▽大阪府茨木市▽福岡県福岡市――の国内4か所にあるが、事業成長にともない、富岡市と鶴ヶ島市の物流センタでは出荷量や保管量を十分確保できない状況になりつつある。
そこで、富岡市と鶴ヶ島市の物流センタを統合し、新たに東日本物流センタを設立することで、需要の拡大に対応するとともに、医療機器と消耗品の同梱出荷を実現して、物流コストの削減を図る。
東日本物流センタ(埼玉県坂戸市西インター2―1―1)は、大和ハウス工業が日本光電の要望に合わせて建築する地上3階建て物流センタを賃借する。敷地面積は2万1528平方㍍、建築面積9040平方㍍、延床面積2万4174平方㍍――となる。