業界団体

平成30年度活動計画を決定 ー 日縫協

「第31期総会」で議案審議

総会での審議の模様

日本医療用縫合糸協会(会長=小森一央氏、東京都文京区、日縫協)は、4月27日㈮午後3時30分から、東京・湯島の東京ガーデンパレスで「第31期総会」を開催した。役員改選では小森会長をはじめ大半の役員の留任を決定したほか、平成30年度活動計画を打ち出した。

小森会長

総会の開会にあたり、あいさつした小森会長は「理事会のメンバーは月1回ほど集まっており、そこで情報が得られるが、それ以外の会員の方々には業界の動きがわかりにくいと思う。総会は年1回の機会なので、この場で(業界の動きを)少しでも理解していただければ幸いです。また、協会に何か要望や提案があれば事務局を通して理事会に上げていただきたい。全会員がプラスになるような協会になればと考えている」と述べた。

このあと、事務局の中西厚二氏が「総会員数18社中、出席15社、委任状提出1社」と総会成立を告げ、議事の審議に入った。

議事は役員改選や平成29年度活動報告・平成30年度活動計画、平成29年度決算報告・平成30年度予算―など。それぞれ担当役員が報告、説明を行い、全議事とも原案通り承認、可決した。

このうち、役員改選では小森会長など大半の役員が続投となったが、理事会社であるジョンソン・エンド・ジョンソンの担当者の変更にともない、副会長の玉井孝直氏が退任し、新たに牧明洋氏が副会長に就任した。

また、平成30年度活動計画では、①上部団体の日本医療機器産業連合会の6委員会(法制、UDI、QMS、PMS、企業倫理、材料保険)に委員を派遣し、情報の入手、日縫協の意見表明を行う②医療機器業公正取引協議会の構成団体として日縫協支部活動を行うとともに、公取協各委員会に委員を派遣し活動を行う③日縫協HPを中心に行政通知や医機連・公取協からの通知、連絡などの情報を、会員に速やかに提供する④医療ボランティア団体などからの依頼に応じて縫合材料の物資支援を検討する⑤会員外を対象とした講習会開催や、日縫協HPにより外部に協会活動を広く発信することで新規会員の獲得活動を推進する⑥行政との協力および滅菌などに関する自主的な勉強会などを実施する⑦認証および承認基準として協会案を策定する――などの活動の推進を決議した。

日本医療用縫合糸協会の新役員

会 長
・小森一央(日腸工業・品質保証部部長)
副会長
・阿部謙哉(コヴィディエンジャパン・信頼性保証本部品質マネジメント部部長)
・牧明 洋(ジョンソン・エンド・ジョンソン・エチコン事業部ストラテジックマーケティング部シニアマネジャー)
理 事
・大江良和(アルフレッサファーマ・千葉工場工場長)
・栁澤信秀(河野製作所・営業部課長)
・竹谷雅彦(日本ゴア・メディカルプロダクツディヴィジョン)
・高宮清巳(ベアーメディック・生産技術部本部長)
・江嶋 敦(ホギメディカル学術部次長)
監 事
・中島孝夫(秋山製作所・社長)
・池田 幹(松田医科工業・企画開発部・品質管理部・薬事部部長)