技術・製品

血管事業の新ブランド発表 ー テルモ

大動脈領域での存在感を高める

外科治療で使用する人工血管

テルモ(社長=佐藤慎次郎氏、東京都渋谷区)は、人工血管とステントグラフトを展開する心臓血管カンパニー血管事業の事業ブランドを「テルモアオルティック」(TerumoAortic)とした――と発表した。

アオルティックとは『大動脈の』という意味の英語。テルモの英国子会社バスクテック社と、米国子会社ボルトン・メディカ

ル社を中心に展開する同事業の意義、領域、アイデンティ

カテーテル治療で使用するステントグラフト

ティーを表現している。共通の事業ブランドを持つことで、大動脈領域でのグローバルな存在感をさらに高めていく。

テルモは2017年にボルトン・メディカル社を買収してから、同社とバスクテック社との補完的な統合を進めてきた。また、約50億円を投資してバスクテック社の本社工場の生産設備の拡充を開始した。

今後、テルモでは新ブランド展開を機に、大動脈領域での製品・供給・サービスの質を高め、医師と患者へ種々の治療の選択肢を提供していく。