多様な検査環境に対応 ー シーメンス
汎用超音波画像診断装置を発売
シーメンスヘルスケア(社長=森秀顕氏、東京都品川区)は、コンパクトながら高度なアプリケーションとイメージング性能を備え、多様な検査環境に対応する汎用超音波画像診断装置「アキュソンジュニバー」は発売した。
アキュソンジュニバーは小型・軽量設計で、同クラスの超音波画像診断装置と比べ設置面積を36%削減(同社比)した。これにより、検査室だけでなくスペースの限られた外来やベッドサイドまで、1台で幅広い検査シチュエーションに対応するほか、16種類のプローブと5つのアクティブプローブポートを備え、多様な検査ニーズに応える。
新設計のフロントエンジンにより、高感度ながらノイズを低減した鮮明な画像を提供。さらに、プローブや患者の動きにともなうアーチファクトを低減する信号処理エンジンを搭載し、検査条件に左右されない画像を抽出する。
検査中の騒音を削減する静音設計により、検査者がより集中して検査を行うことができるとともに、患者にとっても検査の快適性が向上した。
肝硬度計測にも対応し、シーメンスが2008年に世界に先駆けて開発したシアウェーブエラストグラフィアプリケーション『VTQ』を搭載。非侵襲的な肝硬度計測を可能とし、簡便な肝線維化評価を支援する。