業界団体

科学機器で産業発展を支援へ【東京科学機器協会】

今年も熱海で「新春大懇親会」開催

「第70回新春大懇親会」会場の様子

東京科学機器協会(理事長=矢澤英人氏、東京都中央区、科機協)は、1月26日㈮・27日㈯の日程で、静岡県・熱海温泉の後楽園ホテルで、会員をはじめ来賓など111社222名が参加のもと「第70回新春大懇親会」を開催した。

近年、業界団体の新年会は大半が都内のホテルで行われ、温泉地での一泊による新年会は数少なくなっている。そんな中、科機協では毎年、熱海での一泊新年会を続けており、今年で70回を数える。一泊2日の長い時間、参加者らは顔を合わせ、裸の付き合いをすることでより懇親も深まる。伝統を守り、温泉地での一泊の新年会を続けている科機協の団結力を感じる新年会となった。

大懇親会の冒頭、富山裕明代表幹事は「今回の大懇親会のテーマは『お江戸』です。温故知新で古き良いものは活かし、新しい斬新なアイデアを取り入れ企画しました。皆さまには交流と懇親を深めていただき、この1年の明るいスタートにしていただきたい」と述べ、開会となった。

矢澤理事長

ここで、あいさつに立った矢澤理事長は「日本の第4次産業革命に向けた戦略『コネクテッドインダストリーズ』では5つの重点分野を掲げており、そのいずれの分野でも科学機器は欠かせない。われわれ科学機器業界が一丸となり、重点分野の発展を支援し日本の国際競争力を高めることに貢献したい」と檄を飛ばした。

科機協の活動にふれては「当団体は5月30日の通常総会で一般社団法人化となる。また業界の重点活動であるJASIS2018は9月5日から7日までの3日間、幕張メッセで開催する。合わせて科学分析機器総覧2018を発刊し、JASIS会場内で配布する」と予告し、販路拡大やスキルアップ、人脈作りなどに協会の各種事業の活用を促した。

このあと、会員企業の寄贈商品が当たる福引抽選会を行い、年初めの運試しを楽しんだ。夕刻からは大宴会が催され、参加者らは浴衣でリラックスした雰囲気の中、新年のあいさつを交しながら親ぼくを深め合った。

参加者らは『お江戸』をテーマにした幹事推し酒合戦や、お座敷遊び体験などを楽しんだほか、カラオケ大会ではNHKのど自慢大会さながらの演出で、出場した5名が自慢の美声を披露し、大いに盛り上がりをみせた。

翌朝は、関谷幸樹副代表幹事のあいさつで始まり、朝食を食べながら、干支記念品贈呈や、若手幹事2人による漫才の余興を交えながらの相撲クイズの当選者発表が行われたあと、矢澤理事長の『万歳三唱』で散会となった。