業界団体

今年も医工連携事業を積極的に展開【日医機協】

「賀詞交歓会」に関係者ら多数参集

「賀詞交歓会」会場の様子

日本医療機器協会(理事長=今村清氏、東京都文京区、日医機協)は、1月12日㈮午後6時から、東京・内幸町の帝国ホテルで「平成30年賀詞交歓会」を開催した。賀詞交歓会には会員をはじめ、来賓の国会議員や行政の担当官、関連団体関係者、医工連携事業で協力関係にある地方自治体関係者――など約230人が集い、新年のあいさつを交わし合った。

1都2府22県と展示商談会を開催へ

今村理事長

賀詞交歓会は中島孝夫副理事長の司会で進行。年頭のあいさつに登壇した今村理事長は「今、医療機器産業は今後の発展が期待される産業の1つとして、各省庁を横断して産業育成の施策をみることができる。その社会的使命と合わせ、士気が高まっていることを実感している」と語り、日医機協として医療機器産業の発展に向け、各種事業に取り組んでいることを報告した。

医療機器産業の発展に向け、実際に取り組んでいる事業に言及しては「今年も全国各地の中小ものづくり企業と会員企業による展示商談会を継続実施し、中小企業ならではのアイデアと機動性で、既存製品の改良や新製品開発、そして販路拡大をめざしていきたい。そして3月までには、全国の1都2府22県との展示商談会の開催実績を重ねることになる。このほか、全国の大学や県庁、公益産業支援センターの依頼を受け、会員企業と事務局が現地に出向き、医療機器の開発に向けた意見交換を行っている」とし、今年も医工連携事業を積極的に展開していくことを表明した。

メディカルヒルズ本郷から世界へ

医療機器関連企業が集積する東京・文京区の本郷、湯島地区を『メディカルヒルズ本郷』と命名していることにふれては「この地から医療機器の販路拡大などを通じて世界に向け発信していきたい。メディカルヒルズ本郷は不滅です」と述べ、新春のあいさつに代えた。

引き続き、来賓を代表して、上野賢一郎財務副大臣、とかしきなおみ環境副大臣、藤井もとゆき参議院議員、十屋幸平日向市長、仁科彰則東京都福祉保健局食品医薬品安全担当部長、瀧康弘文京区副区長、川上立雄大田区産業経済部長――らが、それぞれの立場で医療機器産業の発展に向け、日医機協の一層の飛躍に期待を寄せる来賓祝辞を述べた。

このあと、吉田路樹副理事長の『乾杯』の発声で賀詞交歓会は開宴した。会場では参加者らが和やかな雰囲気の中、新年の賀詞を交しながら、情報交換と親ぼくを深め合った。

歓談中も遅れて到着した渡部眞也日本医療機器産業連合会会長や辻清人衆議員議員らが来賓祝辞を行った。ひとときの歓談のあと、廣瀬英一理事の『国際モダンホスピタルショウ2018』への出展のアナウンスに続き、田中一嘉副理事長の『一本締め』で賀詞交歓会は散会となった。