日本ウズベキスタン・シルクロード財団、帝国ホテルで「シルクロードビジネス・文化学術交流会」を開催
日本とウズベキスタンの両国間のビジネスや文化学術などの交流を推進している日本ウズベキスタン・シルクロード財団(会長=海老沢勝二氏)は、6月28日(水)午後6時から、東京・内幸町の帝国ホテルで「シルクロードビジネス・文化学術交流会」を開催した。
交流会では両国間の貿易・投資・インフラ分野、保健・医療分野、文化・観光分野--などの交流状況や今後の方向性などが説明された。会場には各分野から多くの関係者が参加した中、ウズベキスタンの医療市場に進出している医療機器企業の関係者らも多く顔をみせ、参加者間で交流を深めていた。
開会にあたり、海老沢会長は「当財団は昨年の10周年を記念し、組織内に①貿易・投資・インフラ部会②ヘルスケア部会③文化・観光・教育・スポーツ部会--の3部会を立ち上げた。現在、3部会を中心に色々なセミナーや勉強会を開き、両国間の歴史やビジネス、文化を理解しながら、信頼関係を築いていくための活動を行っている。今後も両国間の友好的な関係が続くよう努力していきたい」とあいさつした。
次いで、来賓を代表して、自民党ウズベキスタン議員連盟の麻生太郎会長は「本年は日本とウズベキスタン両国の外交関係樹立25周年にあたり、今後も両国の関係を深めていくべきだと考えている。両国関係は政府だけでどうにかなる話ではなく、両国政府の手の届かない部分も多くあるので、そういった部分をフォローしていただいている貴財団の活動には期待している」と述べ、日本とウズベキスタンのさらなる交流促進を呼びかけた。
このあと、交流会は開宴。和やかな雰囲気の中、3部会ごとに両国間の交流状況が発表された。
このうち、ヘルスケア部会では松本謙一部会長(サクラグローバルホールディング会長)が「一昨年、安倍総理の中央アジアミッションに随行し、色々な活動を行ってきた。諸外国と国際交流を行っていくには『経済技術交流』、『人間交流』、『文化芸術交流』の3つの交流を深めていくことが大事だ」とあいさつのあと、矢野守海外医療機器技術協力会専務理事が「ヘルスケア部会の活動」、長谷川フジ子東京大学大学院薬学系研究科薬学部研究員が「ウズベキスタン共和国との経済交流・医療交流・文化芸術交流を礎に~ナヴォイ劇場を訪れて~」をテーマに、それぞれ活動報告を行った。