医理化硝子製造の技術発展へ【医理化硝子2団体】
「第27回医理化合同賀詞交歓会」開く
東京硝子製品協同組合医理化部会(部会長=珠玖輝男氏)と東京理化学硝子器械工業協同組合(理事長=橋本秀秋氏)の理化学硝子関連2団体は共催して、1月11日㈭午後5時30分から、東京・墨田区の東天紅第一ホテル両国店で「第27回医理化合同賀詞交歓会」を開催した。
合同賀詞交歓会は、司会の東京理化学硝子器械工業協同組合の中村剛専務理事の『開会の辞』で開会した。
これを受け、新春のあいさつに立った東京理化学硝子器械工業協同組合の橋本理事長は「今回から(新年会の)名称を医理化合同賀詞交歓会に変更した。来年からは組合の青年部や他部会を取り入れ、大きな賀詞交歓会をめざしていきたい。私どもの組合は現在52社で運営しているが、過去には会員数が多い時で120社あった。会員数は半分以下になりましたが、われわれ製造業は団結して前に進んでいきたい」と年頭にあたり一層の飛躍を誓った。
昨年、組合の有志らで米国の理化学硝子加工団体(ASGS)のシンポジウムに参加するため渡米したことにふれては「シンポジウムにはメイドインジャパンの製品を見て、評価してもらうため、われわれの製品を数多く持ち込みPRしてきた。その結果、高い評価をいただいた。このような活動を続けていけば米国での認知度が向上する手応えを得ることができた。また、参加した硝子加工セミナーでは、われわれの技術を披露するとともに、他国の技術を学ぶことができた。今まで経験してきた技術が『技』となり、見て聞いた知識が『知恵』となり、多くのことを学ぶことができた」と米国の理化学硝子加工団体のシンポジウムに参加した意義を語った。
また、理事長自身が硝子加工技術の動画をインターネット上に公開していることについて「現在では世界中の硝子加工の技術がユーチューブで見ることができる。私も新年早々にユーチューブに投稿しましたら、世界中の人から『いいね』や『面白い』、『これを使わせほしい』などのコメントをいただいた。今は気軽に配信するだけで世界中の人と交流できる」と語り、硝子加工技術の発展に向け、インターネットが新たな可能性を持っていることを示唆した。
このあと、東京硝子製品協同組合の珠玖医理化部会長が『乾杯』を行い、合同賀詞交歓会は開宴した。参加者らはグラスを傾けながら、新年のあいさつを交し合った。
ひとときの歓談のあと、東部硝子工業会の斉木麻州男氏の『中締め』に続き、東京理化学硝子器械工業協同組合の遠藤誉明副理事長の『閉会の辞』で合同賀詞交歓会は散会となった。