「高速」「高精度」「低価格」実現【AlphaGoX】

『AI 心電図自動解析システム』開発
医療AIベンチャーのAlphaGoX(社長=小柴清史氏、東京都千代田区、アルファゴエックス)は、12誘導ホルター心電計「AGX―HDR」とAI心電図自動解析プログラム「AGX―HAP」を組み合わせた12誘導AI心電図自動解析システム「ECG―Link」を自社開発した。従来の伝統的な解析技術とAIを活用したハイブリット型で、長時間心電図データをわずか3分で解析。ホルター心電図検査の計測から解析までの全工程をスムーズにつなぎ高速・高精度・低価格を実現した。販売に関しては村中医療器(社長=村中亮太氏、大阪市中央区)が主要代理店として全国販売を開始した。

12誘導AI心電図自動解析システム「ECG―Link」の仕組みは、①患者が12誘導ホルター心電計(AGX―HDR)を装着し通常生活の中で計測②医師が心電計内のSDカードのデータをクラウド経由で送信③AI心電図自動解析プログラム(AGX―HAP)による自動解析④解析レポートの返送――という4ステップで完結する。
軽量コンパクトで24時間安定計測
心電計(AGX―HDR)本体は幅60㍉㍍×高さ87㍉㍍×奥行18㍉㍍、重量70㌘(電池除く)と軽量コンパクトで、単3アルカリ乾電池1本で24時間以上の安定した計測が可能。12誘導10電極/3誘導5電極に対応し、記録媒体にはSDカードを使用するため、医療機関側のランニングコストも抑えられる。
AI心電図自動解析プログラム(AGX―HAP)は、伝統的解析手法とAI(ディープラーニング)を組み合わせたハイブリッド型エンジンを採用。不整脈に加え、ST変化など心筋梗塞・虚血性心疾患に関連する波形にも対応する。
長時間心電図データを3分で解析
これまで医師や検査技師が目視で30分~4時間かけていた解析をわずか3分と劇的に短縮したことにより、医師は当日中の確定診断が可能で、患者は検査から結果説明までの期間を短縮(最短2日間)でき、再来院の負担が軽減する。
12誘導AI心電図自動解析システム(ECG―Link)の導入プランは、心電計(AGX―HDR)のレンタルが月額で1台2,500円(税別、買い取りは30万円)。解析料金は1解析あたり5,000円(税別)で、中小クリニックでも導入しやすいプランとなっている。
医療機関は1回の検査請求で得られる診療報酬(1万7,300円)から解析料金(5,000円)を差し引いても診療利益が得られる計算となり、導入したその月から黒字化・投資回収が可能となる。