技術・製品

小児の再穿刺リスクを低減【アルケア】

「カテーテル固定専用キット」発売

カテーテル固定専用キット「フィックスキット・PV 小児」

アルケア(社長=伊藤克己氏、東京都墨田区)は、0歳以上の小児患者における末梢静脈カテーテル(PIVC)の固定に向けて、強固な固定力と皮膚への負担を軽減する設計、高い観察性によって手技の標準化と効率化に貢献するカテーテル固定専用キット「フィックスキット・PV 小児」を発売した。

同キットは「繰り返し針を刺す処置の痛みから、子どもたちを解放したい」との医療現場の思いに応え誕生した。小児特有の「動きの多さ」や発育途上にある「脆弱な肌」に対応する独自の製品設計により、不意な動きによるカテーテルのズレや抜去リスクを低減する。

これにより、トラブル発生時に余儀なくされる「針の刺し直し(再穿刺)」にともなう小児の身体的・精神的苦痛を和らげるとともに、必要な材料をワンパッケージとしたキット化による固定手技の標準化と準備時間の短縮を実現し、医療従事者の負担軽減と家族へ寄り添うケアの充実に貢献する。

同キットの特長としては、ベーステープのクッション材上面の粘着剤により、不意な動きによるカテーテルのズレを低減する。針元を固定することで抜去リスクを軽減できるため、動きの多い小児でも安定した固定状態を保ちやすい。

また、0歳以上の小児の手の甲に適したコンパクト設計により、固定力を保ちながら、透明なフィルムドレッシング構造の窓部分から刺入部を観察できるため、テープをはがすことなく皮膚トラブルの早期発見に役立つ。

さらに、カテーテル接続部の角による局所的な圧迫は、小児の皮膚に大きな負担となることがあるため、ベーステープの上のクッション材がカテーテル接続部の直接接触を防ぎ、局所的な圧迫を低減することで小児の皮膚への負担を軽減する。

そのほか、同キットは小児のカテーテル固定に必要なベーステープやフィルムドレッシング、付属テープをワンパッケージ化し、すべて滅菌済みの状態で提供。テープをカットするなどの準備時間や手間を削減できるだけでなく、使用手順を分かりやすくガイドする設計により、経験・スキルに関わらずスムーズで衛生的な固定処置が可能となる。