業界団体

流通問題やDX、人材育成、コンプラに対応【医器販協】

「第28回定時代議員会」開く

「第28回定時代議員会」会場の様子

日本医療機器販売業協会(会長=山下尚登氏、東京都文京区、医器販協)は、6月17日㈬午後2時30分から、東京・大手町の東京會舘で「第28回定時代議員会」を開催した。代議員会では審議事項の2025年度事業・決算・監査報告を承認後、報告事項の26年度事業計画・予算を説明した。

山下会長

代議員会の冒頭、あいさつした山下会長は「現在、原材料価格と物流コストの上昇、円安などの影響で、医療機器の仕入れ価格が高騰しており、大変厳しい状況が続いている。このような中、中医協の定期会合などで販売業の現状や課題について主張してきた。特に逆ザヤの問題についても議論を重ねてきたことで、今回の診療報酬改定で一部だが逆ザヤが解消された。これは大きな一歩だと思っている」と報告した。

そのほか「医療機器の流通改善に関する懇談会(流改懇)では、物流2020年問題の影響と、適正使用支援ガイドラインの普及状況などを報告し、価格交渉代行業者による『不適切な価格交渉慣行の改善』というテーマについても、協議を重ね、改善に向け要望を行った。また、政府の『医薬品・医療機器等製品データベース』の構築に関する検討会でも販売業の立場で意見をさせていただいた。さらに、コンプライアンス体制の一層の強化に向け『法令遵守パンフレット』を作成した」と医器販協の昨年度の活動を振り返った。

このあと、事務局が「代議員総数200名中、本日の出席74名、委任状提出122名」と総会成立を告げ、議長に山下会長を指名し議案の審議に入った。

議案は2025年度事業報告と同決算・監査報告の2件。いずれも担当者から報告があり、2件とも原案通り承認、可決した。次いで、報告事項として2026年度事業計画・予算が報告され、代議員会は閉会となった。

このうち、2026年度事業計画では、重点課題として、①医療機器の流通問題②医療機器流通のDXに向けた対応・推進③医療機器販売業における人材育成と人材確保④コンプライアンスの推進――の4点を掲げ、各種事業を推進する。