企業活動

世界一赤ちゃんにやさしい保育器【アトムメディカル】

「アトム保育器Ai7」新発売

「アトム保育器Ai7」

アトムメディカル(社長=松原一郎氏、東京都文京区)は〝世界一赤ちゃんにやさしい保育器〟をコンセプトに開発した「アトム保育器Ai7」を発売した。

Ai7は保育器内の風の通り道となる臥床台下部に冷却機構を配置したことで、器内温を外気温付近まで調整できる「サーモペアリング機能」を搭載した。マットレス下のファンを大型化したことにより、器内環境音が従来より1㏈削減され、39㏈以下を実現している。

「アトム保育器Ai7ワイドデュアル」

これまで取り外しができなかったインナーウォールやサイドフードは分解可能なので、隅々まで清拭ができるようになった。

フードの傾斜面を拡張することで、ケア時に赤ちゃんの視認性が高まり、観察精度とケアの質が向上した。

ワイドなマットレスで処置性がアップした「Ai7ワイドデュアル」は、従来より奥行きが120㍉㍍広くなったマットレスにより、処置用の器具や薬剤、オムツなどを赤ちゃんに触れないように置くことができ、ケアの効率化をサポートする。

日本は世界でも有数の新生児死亡率の低さを誇り、近年では晩産化や多胎妊娠の増加などを背景に、低出生体重児の出生率が上昇傾向にある。

低出生体重児には出生直後から専門的なケアが必要とされ、医療現場ではより高度な支援体制が求められている。こうしたニーズに応えるべく、同社ではAi7を開発した。

メロディ・インターナショナルの全株式取得

また、アトムメディカルは10月15日付でメロディ・インターナショナル(香川県高松市林町2217―44 ネクスト香川304)の全株式を取得し、アトムメディカルグループに迎え入れた。

メロディ・インターナショナルは周産期医療における遠隔医療コミュニケーションプラットフォームを開発・提供している企業。

アトムメディカルでは今回、メロディ・インターナショナルのグループ参画により、周産期医療分野での製品・サービスを拡大し、より良い価値を提供できる体制を構築する。さらに、両社の強みを活し、連携を深めながら医療現場のニーズに応えるソリューションを展開していく。