患者に安楽で看護者の負担軽減【アルケア】
「プロップス・クッション」発売

アルケア(社長=伊藤克己氏、東京都墨田区)は、患者の姿勢を快適に保ち、看護・ケアを提供する側の負担を軽減するポジショニングクッション「プロップス・クッション」を発売した。
プロップス・クッションは従来のポジショニングの主流だった「クッションで身体の隙間を埋める」ことから「クッションで身体の重さを支える」ことを新提案する、患者とケア側の双方の視点から開発された。
シンプルなポジショニングをサポートするため、クッションの形状は広い面で身体を支える「デルタ」と「ウェーブ」、細かな調整が可能な「スティック」と「オーバル」の4種類があり、仰臥位(仰向けに寝た姿勢)や30度側臥位(ベッドの面に対して体が約30度傾いた横向きの姿勢)、背上げ(ベッドの背中部分を上げて上半身を起こした姿勢)など、さまざまな姿勢に対応する。
クッションにかかる体重に応じて空気調整フィルターから空気が抜けるため身体に沿うようにフィットし、重さを面で支えて分散する。また、外袋にはガイド線を施してあり、クッションを身体に当てる位置の目安となる。これにより、複数のケア担当者間での確認や情報共有を支援する。
クッション本体は消毒液での清拭・消毒が可能で、洗濯や洗い替えの負担を軽減し、衛生的に管理できる。
中材には軽量な発泡ビーズ(ポリプロピレン)を使用しているので、持ち運び時やクッションを患者の身体にあてる際の負担を軽減する。