韓国に教育センター開設【オリンパス】
内視鏡などのトレーニングを提供
オリンパス(社長=笹宏行氏、東京都新宿区)グループ企業である韓国のオリンパス・コリア(社長=岡田直樹氏)は、松島新都市(仁川)に「オリンパス・コリア・メディカル・トレーニング&エデュケーション・センター」(K―TEC)を開設した。
K―TECは韓国の医療従事者に専門的な製品の教育やデモンストレーションを受ける機会を提供することを目的に設立した。施設内には最新医療機器を備えたトレーニングルームをはじめ、オーディトリアム、製品ショールームなど、様々な設備が用意されている。
新製品ショールームは、実際の手術室や内視鏡室を模した空間で、病院の購買部や医療従事者が製品の理解をより深めることができる。さらに、2017年3月に韓国で発売した内視鏡手術統合システム『エンドアルファ』のデモンストレーションも可能だ。
実施される教育やデモンストレーションは高解像度のビデオ撮影が可能で、オーディトリアムや外部へのライブ中継ができるため、オリンパスグループの各国医療トレーニングセンターと教育情報を共有していく予定だ。
また、K―TECの開業に先立ち、韓国内視鏡学会と韓国泌尿器科学会、韓国外科学会の3学会と覚書を締結した。今後、3学会が医療機器の教育コースや教育プログラムを開発するためのトレーニングセンターとして協力していく予定だ。