組合活動の在り方検討へ【東京硝子製品協同組合】
「通常総会」で事業計画など決議

東京硝子製品協同組合(理事長=縣直紀氏、東京都港区、TOGA)は、5月23日㈮午後5時15分から、東京・台東区の浅草ビューホテルで「第74回通常総会」を開催した。総会終了後は組合員企業の従業員を対象とした「優良従業員表彰式」を挙行した。
総会は司会の星野曜一事務局長が「組合員総数60名中、出席23名、委任状提出8名、書面決議書提出15名の計46名で総会は有効に成立する」と報告し、開会した。

これを受け、あいさつに立った縣理事長は「昨年度はわが国の経済環境は大きく変換し始めたことを実感する年となった。さらに、米国のトランプ大統領の関税政策により、先行き不透明な経済情勢が続いている。ここ数年のエネルギー価格高騰や円安進行が是正されることを期待しつつ、経済情勢の変化に対応していきたい」と述べた。
組合活動に関しては「当組合は設立から70年あまりが経過し、令和の時代の組合活動の在り方について検討する時期にきている。組合員同士の話し合いで、今後の進むべき方向性を見出していくため、機構内の部会活動の活発化や組合員同士の交流促進を強化していきたい」と語った。
このあと、縣理事長を議長に議案の審議を行い、令和6年度事業・決算・監査報告、令和7年度事業計画・予算などを原案通り承認した。
このうち、事業計画では昨年度から取り組んでいる組合運営の見直しについて、令和7年度も継続し、組合員間で議論していく。また、組合事務局内にある資料のデジタル保存を行い、硝子業界の先人が残してきた記録を後世に残せるよう注力していく。
そのほか、事業計画では、①組合員の取り扱う各種硝子製品の共同購買事業②組合員の取り扱う各種硝子製品の共同運送③組合員の取り扱う各種硝子製品の見本市の開催④組合ホームページの充実⑤個人情報保護体制認定制度(TOGAPS)の運用⑥中小企業倒産防止共済事業の受託業務⑦組合員の福利厚生事業⑧組合員向けの各種保険サービスの拡充⑨組合員同士の親睦活動――などの事業の実施を決定した。
総会終了後は「2025年優良従業員表彰式」を挙行した。表彰対象者は次の通り。(敬称略、社名五十音順)
2025年優良従業員表彰の対象者
【勤続7年表彰(東京硝子製品協同組合理事長表彰)】
▽中谷孝邦・宮田利花(斎藤壜店)▽馬淵慶太(東京硝子)▽木下光仁・山﨑遥加(東京硝子器械)▽村田嘉一・川口淳史・小池喬久・庖刀靖・髙橋美香子(ヤマトマテリアル)▽髙橋秀典(吉田硝子)
【勤続15年表彰(東京商工会議所会頭表彰)】
▽竹下忠志(東京硝子)▽佐野陽一(マルエイ)▽石口主真・足立裕輔(ヤマトマテリアル)